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第13回 電撃コミックグランプリ グランプリに賞金200万円! 一流のグリエイターが最終選考を審査!!
これまでの受賞作
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少年マンガ部門
少年マンガ部門総評 最終選考委員:吉積 信
まず今回、第3回募集以来となるグランプリが誕生したことを喜ばしく思います。今回より新たに審査に加わった4組の選考委員の共通意見として、少年マンガ部門の最終選考に残った作品のクオリティの高さを感じました。それは、「電撃」というブランドを意識した作品作りがしっかりできているからこその結果だと思います。グランプリに選出された作品は、読む人によって賛否が分かれると思います。しかし、選考委員全員が無視できない、無理やりにでも読者を振り返らせる力のある作品でした。これからも我々を楽しませてくれる個性豊かな作品の登場を期待しています。
グランプリ 『BLACK THEATER』竣成 46pあらすじ死者の怨念「迷い影」の退治を生業とする少女・メルセデス。地図に載っていない街に辿り着いた彼女が見たものとは――?

講評卓越した画力により、読者を作品世界に惹きつける雰囲気を作れています。画面構成や構図にも気配りがなされており、ページ単位やコマ単位でも作者のセンスの良さが光りました。ただ、漫画としての説明力にやや欠けており、複雑なストーリーと相まって作品の中身が受け手に伝わり辛いのが難点でしょう。今後はそのあたりを意識して作品を作っていきましょう。
最終選考委員 選考評(吉積 信) 作り手としてのこだわり、美学が非常に伝わってくる。卓越した画力、読者を惹き込むセンス、あまりある作家性・将来性に期待せずにいられない。
準グランプリ 『妖モノケーション』倉田コースケ 41pあらすじ 人と妖が共存していた遥か昔の物語。山暮らしの青年・秋那は、封印から目覚めた妖狐の少女の面倒をみることになって……。

講評 キャラクターのポーズや見せゴマの使い方など、しっかり「絵」で魅せることを意識した構成が好印象です。画力も高く、背景を含めて華のある画面に仕上がっています。課題をあげるとするならば、ストーリーやキャラクターがまだまだ平凡の域を出ておらず、長所が存分に活かされていないのが残念。そのあたりのレベルアップを目指しましょう。
最終選考委員 選考評(吉積 信) 全体的に華のある絵柄で、色っぽさの中にも清潔感を感じ好印象。しかしその個性的な画力という長所が存分に活かされていないのが非常に惜しい作品だった。
準グランプリ 『サギリ参る!』梅木泰祐 48pあらすじ 遺跡の探索隊に同行する軍人・ヤタカは謎の女戦士・サギリに窮地を救われる。彼女は道中の案内役を買って出るのだが……。

講評 キャラクターの立たせ方や、読者の期待感をあおる演出に気を配っていて、48ページというボリュームながら飽きずに読むことができました。ただ、その半面、作画がやや淡白なため、せっかく立てたキャラクターの魅力が半減してしまっています。今後は自分の強みである、演出力・構成力をフルに活かすための作画を身につけていきましょう。
最終選考委員 選考評(大河内一楼) 情報量がしっかり計算された上で描かれており、完成度の高さは応募作の中でも群を抜く。絵柄の淡白さ、キャラの弱さを向上させることが今後の課題か。
優秀賞 『フィギュア・プラネット』梅ちゃづけ 28pあらすじ少年がUFOキャッチャーで手に入れた、妙に精巧な美少女フィギュアの景品。それがなんと本物の女の子の姿に変わり……!?

講評美少女フィギュアが実は生身の女の子だったらという、男の子の妄想を素直に楽しく表現できた作品。キャラクターがいきいきとかわいく描けており、お色気あり、ハプニングありのストーリーもバランスよくまとまっていました。画力に関しても、現状で高いレベルで描けていると思いますが、まだまだ向上の余地があります。丁寧な描写を心がけて、更なるレベルアップを目指してください。
最終選考委員 選考評(大河内一楼) 絵も話も非常にかわいらしく、まさに「電撃」に向けた作品作りができている。反面、ややパンチ力に欠けてしまったのが残念。
優秀賞 『スプラヴトラヴ』mercre 32pあらすじ好きな女の子への告白に浮かれる司乃の前に、突然現れたタイムトラベラーのハンシア。おかげで告白は滅茶苦茶になり……。

講評独特なタッチの絵柄からは強い作家性が感じられ◎。お話は一見まとまっているものの、主人公が結局、何もしていないので肩すかしを食らってしまいました。やはり主人公の努力があって恋が成就されるべきでは?  ドジなタイムトラベラーのメガネ少女・ハンシアはとても魅力的。こういったキャラを生み出すセンスは大切にしてほしいです。
最終選考委員 選考評(吉積 信) 全体的な完成度は低いものの、独特なタッチの絵柄や構成に強い作家性、センスを感じた。今後の成長に期待。
少女マンガ部門
少女マンガ部門総評 最終選考委員:高河ゆん
少年マンガ部門に比べてしまうと少女マンガ部門としての応募作の完成度は、まだまだ高いとは言えません。これは決してお話が面白くないということではありませんし、またアイデアが練られていないというわけでもありません。ただ、応募者の皆さんに我々が求めたいのは「電撃」の少女マンガとしての質の高さです。残念ながら今回はグランプリ選出にはいたりませんでしたが、受賞した2作品はそういう意味で「電撃」の少女マンガの将来性を強く感じさせる作品でした。また、これは応募作全体に言えることですが、タイトルはもっと真剣に考えましょう。一番最初に読者の目に入るものはタイトルです。そこで“つまらなそう”という第一印象を与えてしまうのは、非常にもったいないことです。第13回では、グランプリを選出できるような作品に出会えることを期待したいと思います。
準グランプリ 『ウェザーリポート』長神 32pあらすじ他人の感情が天気記号になって見えてしまう能力の持ち主・空。過去のトラウマからその能力を封印していた彼女のもとに、ある日学年一の有名人がやってきて……。

講評初々しいストーリーやイキイキとしてかわいらしい魅力がいっぱいのキャラクターなど、読み応えがある作品でした。画力は構図から仕上げまで安定しており、完成度が高いです。しかし「顔に天気記号が浮かぶ」という演出に物足りなさがありました。もっとマンガらしい、印象的な表現を工夫してみてください。
最終選考委員 選考評(高河ゆん) やや耽美さ・華やかさに欠ける面は見られるも、画力・ストーリーともに高い水準で、読み応え抜群。もう少し漫画的演出に注力して欲しい面もあるが、今後に期待。
優秀賞 『メガネの国のアリス』ゑむ 16pあらすじ めがね専門店の店員に一目ぼれした樹里。アルバイトとして、お近づきになろうとするも、店には癖のある男子がいっぱいで!?

講評 画力やストーリーなど、作品を構成する要素全体に安定感があり、大変こなれた印象です。応募作の中でも高い水準で好印象でした。一方、キャラクターの造形にはさらに一歩進んだ工夫がほしいです。特に、男の子キャラの表情を磨いてください。また、4コママンガにするにはより厳しいネタ選択が必要です。
最終選考委員 選考評(PEACH‐PIT) 好感のもてる絵柄で丁寧にキャラクターを描写している。ただ、ページの割りにキャラが多く、やや散漫になっている印象も。
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